樹齢1000年以上の杉だけを屋久杉と言い、1000年以下を小杉、植林の杉を地杉と区別しています。 年間の多雨と屋久島特殊な自然環境で、杉の生長が遅いため、年齢が緻密になり、材は硬くなります。 また屋久杉の樹脂道に普通の杉の約6倍ともいわれる樹脂がたまります。 この樹脂には防腐・抗菌・防虫効果があるため、屋久杉は長い年月の間不朽せずに生き続けられたのです。
一般的には高級材として建具材や建築の天井板、落とし掛、欄間や家具、工芸品などに使われたりします。 特に鶉杢(うずらもく)の現れたものは、大変希少品となってきています。 昔は硬質・防腐・抗菌・防虫などの特性をもつ屋久杉は珍重され、屋久杉の平木がそのまま通貨になったり、 屋根材に使用されたりしました。、