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クスノキ 
クスノキ |
科目 |
クスノキ科 ニッケイ属 広葉樹 |
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色調 |
辺材と心材の境界はやや不明瞭、辺材は灰白色から淡黄褐色、心材は黄褐色から紅 褐色、ときに暗緑を帯びた褐色を呈する。
肌目はやや疎く、交走木理をあらわすことが多い。
また玉杢(たまもく)その他の美しい杢が出るものがある。
材には強い芳香がある。 |
特徴 |
材の気乾比重の平均的な値は0.52くらいであるが、材質は、やや軽軟なものから中庸程度のも のまであって、生育の条件によって変化する幅がかなり広い。
切削その他の加工はふつう容易である。
ただし交走木理があるので逆目(さかめ)をおこしやすい。
乾燥はそれほど遅くないが、 方法が悪いと落ち込みを生じて材の表面が凸凹になる。
材面を磨くとよい光沢 が出る。材に精油分を含んでいるため水湿によく耐え、その耐朽性・耐虫性はきわめて高い。 |
用途
| 大材が出ることと材の保存性が高いこと、さらに木理が雄壮なことから、昔から社寺建築の構 築材に用いられてきた。
また和風建築の内装材としても用途が広い。
床柱、床板、天井板、棚板、 板戸の鏡板のようなものがあり、ことに建具材としては彫刻した欄間がよく知られ、富山県の井波が その産地として有名である。
木理の様子から洋風建築の壁板、ドアーのような内装材にもよく適して いる。
家具・器具材としての用途も多様である。
古くは箪笥(たんす)・長持のような収納家具から 始まり、割合小さい棺までに用いられるのは材に含んでいる樟脳によって防虫の役割をしている意味が大きい。
またテーブル、指物、棚物の洋家具にも使われる。
最近は、以上のような用途には、美し い木理または杢のものを薄いつき板にし、これを台板にはりつけて用いることが多い。
そのほか仏 檀、木魚、各種の彫刻、楽器、盆・木鉢・椀のようなくりもの、寄木細工および木象嵌(もく ぞうがん)、額縁、木型、玩具などいろいろのものがあり、船舶・車両の内装材などもある。
木 魚ではクスノキ製のものはまろやかにこもった音を発するので最上とされている。
船舶では古 代に丸木舟としてよく使われ、その後和船の用材としても主なものの1つであった。
なお葉はテグス蚕の飼料になる。
辺材と心材の境界はやや不明瞭、辺材は灰白色から淡黄褐色、心材は黄褐色から紅 褐色、ときに暗緑を帯びた褐色を呈する。参考文献 (かなえ書房 木の事典) |
材料
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