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ドロノキ(ヤナギ)
科目 |
ヤナギ科 広葉樹 |
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色調 |
辺材は白色、心材はく すんだ淡い褐色で、ときに不明瞭な濃淡を示す。
肌目はややあらい。 |
特徴 |
散孔材で、辺材と心付の区別はできるが、その境界はやや不明瞭である。
時々ピスフレッタ(髄斑) のあるものがあり、また、白い角質様のテンションウッド(引張りあて材)の部分が現われるものがある。
材の気乾比重は0.42程度で軽軟である。
それ故切削などの加工は容易であるが、けば立ちが出 やすいので表面仕上げはきれいになりにくい。
乾燥は容易、耐朽性は低く、変色も入りやすく、 強度も小さい。
白色軽軟な広葉樹材の代表的なものの一つで、したがって持株な用途がある。
最も顕著なのは マッチ軸木とその小箱用材であるが、マッチ軸木としてはヤマナランに劣るとされる。
それは径の大きい原木が多く、それの心材が着色しているためで、また軸木として重要な条件である靭性もヤマナランより低いという。
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用途 |
そのため径の小さいものはマッチ軸木に多く向けられたが大径のものはむしろ下駄材とされた時期があった。
しかし材面がけば立つので下駄材としても上等のものでなくセルロイド張りの下駄などに用いられた。包
装箱材、とくに衝撃をよく吸収することから弾薬箱、火薬箱としては最も重要なものとされていた。
また材が無味無臭で色が つかないことから、食物を包む経木(きょうぎ)やつめものの木毛としてもよく用いられた。
その他過去に用いられた例は昔大きい材は丸木舟にくりぬき、また小舟の 底板などにも使われてきた。
経木真田(きょうぎさなだ)には最も好適で、染色したりしてい ろいろな編物に作られた。
小物では各種のろくろ細工、柳箸、楊子(ようじ)杓子(しゃくし) など。
さらに種子の白い軟毛は綿の代梢としてふとんのつめものに使われたこともある。
現在におけるおもな用途はマッチ軸木を主にして、棺桶材、器具相、パルプ材、パーティクル ポード・ファイバーボード材などである。
炭もまた軟質で、黒色火炎の原料になる。参考文献 (かなえ書房 木の事典) |
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