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キリ 
キリ |
科目 |
ゴマノハグサ科 キリ属 広葉樹 |
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色調 |
辺材と心材の区別は不明瞭で、材はくすんだ白色からうすい挽褐色、ときに紫色を帯びていることがある。 |
特徴 |
年輪は明瞭に認められ、材面の肌日はややあらい感しである。
キリ材は日本産の有用材のうちで最も軽軟であって気乾比重0.2〜0.4、ふつう0.3くらいである。
したがって切削その他の加工はきわめて容易であり、狂いと割れが少なく、糊付け加工も容易、とくに酢酸ビニ ル樹脂接着剤による接着性がよいなど、その他いろいろな独特の材質をもっている。
第1に吸湿、 吸水性が著しく小さいことであり、また含水率の変化に伴う収縮率・膨張率の値そのものもわが国産材では最小である。
いま含水率1%当りの平均収縮率の値をみると接線方向0.23%、放射方向 0.09%で、これは、ブナの接線方向0.41%、放射方向0.18%という値の約半分に過ぎない。
第2に 熱伝導度の値が小さくて、炎にあった場合、少し厚い板であると表面が炭化すればその後は熱気を 通しにくくなり、内部を火から保護する性能が大きい。
また下馳に使用されるのは軽いばかりでな く、初めに土粒が材の表面によくくいこんで付着し、かえってその後の全体としての磨滅を少なくすることによると思われる。
材を研磨すると、夏材部分の発達しているものは象牙に似た銀白色のよい光沢を示す。
家具、下駄などではことさらにうずくりなどで材面を研磨、いわゆる洗出しをして、木理の凹凸を明瞭にすることと光沢を出すことが行なわれる。
一般に代採直後の材をそのまま使うと材面が灰褐色を帯びた汚ない色に変わってくるので、ふつう板材または小割材をある期間日光と雨露にさらす、いわゆるあく抜きが行なわれる。
材が軽いことを第1として、その他のいろいろ な特質から、キリはいわゆる指物(さしもの)材をはじめとしてきわめて多方面の用途があり、またキリでなければならないもの、あるいはキリを随一の材料とするものが多い。 |
用途 |
家具材、とくに和家具 では箪笥(たんす)、長持(ながもち)が代表的であり、器具材では胴丸(どうまる)火鉢、角火鉢
、衣桁(いこう)、屏風(びょうぶ)の枠、膳を主とした漆器木地など、建具材では彫刻欄間(らん ま)、障子の枠・組子(みこ)・腰板、板戸、襖(ふすま)の骨など、建築材では天井板、各種の内
部装飾材、その他の用途では什器(じゅうき)箱・金庫内箱・菓子箱などの小箱材、琴・筑前琵琶の 腹板などの楽器材、下駄材、ピンポンラケット・羽子板のような運動具材、人形・仮面のような彫刻
材など、すこぶる多彩である。
そのほか特別のものに名刺や菓子用紙箱にはる厚さ0.15mmくらいにス ライスした桐紙、日本人形の練心(ねりしん)、漁網用浮子(うき)などもある。
また桐炭は粒子が細かいので、絵画用木炭、眉炭(まゆずみ)、火薬合剤などに使われる。
キリ材はとくに箪笥用と して貴重な材のため、以前はその材積を表わすのにも持株な単位が使われた。
関西で用いたオ(さい) は他の貴重材と同しであるが、関東で用いた玉(たま、またはぎょく)は独特である。
これはキリ原木の長さ6尺4寸、末口の径6寸のものを1玉(たま)または玉(ぎょく)1本といい、末口の径が1寸増すごとに1玉ずつ増し、6寸以下のものは1寸減ずるごとに半分半分となっていく。
もちろん、現在では 正味材積m3で取引するのが普通である。参考文献 (かなえ書房 木の事典) |

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