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ハルニレ
科目 |
ニレ科 ニレ属 広葉樹 |
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色調 |
辺材と心材の境は明瞭で、辺材は帯褐灰白色、心材はくすんだ褐色である。 |
特徴 |
木理はおおよそま っすぐで肌目はあらい 材は中庸からやや重硬という程度であるが、その変化の幅が広く、気乾比重は0.4〜0.7の範
囲にわたり、平均0.63という測定の例がある。
木理が多少複雑に入りましっているものがあり、 一般に狂いが出やすい。
ことに人工乾燥で方法が悪いとひどく狂うことがある。
また切削加工 がやややりにくい。
仕上げた材面の光沢が少なく、手で材面をなでてざらつく感しのあることが特徴的で、外観がよく似たヤチダモなどの材と区別がつく ことがある。
しかし割れにくく、 多少の枯り気があるので曲木には通している。
材の保有性はよくない。
ハルニレ(アカダモ)の材はヤチデモと同しような用途に使われるが、材色も暗くく すんでいるので、それより劣等な材と考えてよく、またケヤキ、ヤチデモの代用材とされていることが多い。
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用途 |
すなわち器具材、家具材、建築造作材、車両材、船舶材、土木材、包装箱材、 楽器材(太鼓の胴)、枕木などである。
器具材では椀、盆のような旋削材、柄類その他があり また割れにくいことから臼、杵(きね)によいとされる。
家具材ではとくにハーフラウンド・ ベニアにしたものをはった洋服だんすが十数年前から多く出まわっている。
なお樹に癌をもつ ものから良い杢(もく)をあらわす材が得 られ、きわめて高価で取引される。
その他薪炭材、椎茸榾木(ほだぎ)にも用いる。古くは東 北地方で仏像彫刻の材料にも用いられた。参考文献 (かなえ書房 木の事典) |
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