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カツラ
科目 |
カツラ科 カツラ属 広葉樹 |
柾目
板目
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色調 |
辺材と心材の区別は明瞭で辺材はやや緑を帯びた黄白色、心材は褐色である。
材面が細かくき らきらするのが特徴的である。 |
特徴 |
代表的な散孔材で横断面を拡大鏡で見ると道管孔は2、3個接続しているが、それが一様に散布していて、肌目は細かくやわらかい感じである。
一見針葉樹材のように思える。
ふつう木理は通直で節その他の欠点は少ない。材の気乾比重は0.50程度で 広葉樹材のうちではやや軽軟な方に入り、一般に均質で割裂性が大きく、切削その他の加工が
しやすく狂いが少ない。
ただし強度は比重に相応してあまり高くなく、材の保存性もあまりよ くない。
カツラは大径木が多く欠点が少ないため大きい寸法の板材をとることができ、材が均質で工作 しやすく狂いが少ない。
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用途 |
一般的な用途としては、各種の 器具材(仏具、姐、製図板、スケッチ板、ブラシ木地、楠など)、家具材(和洋家具、仏壇)、
建築材、とくに内部造作材、機械材(度器、調草車など)、楽器材(木琴、ピアノ・オルガンの 外国や鍵盤など)、箱材、下駄材、ベニア材、枕木、木型、寄木、木象嵌、薪炭材などがあげられる。
寸法の大きい板材を活用しているのは裁縫の裁板(たちいた)、張板(洗い張り用)などであり、現在ではこの用途も少なくなっているが、他の材ではちょっと真似のできない分野である。
北海道ではすし屋のつけ台に使われる。
材が均質で工作しやすく狂いが少な いこと、大きな材があることはまさに彫刻用にうってつけであって、仏像彫刻をはじめ鎌倉彫 りや玩具、版画の版木、各種のくりもの材すなわち漆器の素地に広く用いられる。
ただし刃物をいためるきらいがあるという。
木材を扱うものの間で、材色が濃くて赤味が多いものをヒカツラ、色が淡くて白っぼいものを アオカツラといって区別していることがある。
そしてヒカツラの方が材が素直で狂いが少ない という。参考文献 (かなえ書房 木の事典) |
作品例 |
カツラの座卓 |
材料 |
カツラ板の販売商品紹介 |
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