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トドマツ
科目 |
マツ科 モミ属 針葉樹 |
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色調 |
トドマツは着色した心材を持たない熟材樹であって、材は白色ないし淡黄白色、年輪は明瞭で 春材から夏材への推移はやや急である。
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特徴 |
木理は通直で肌目はややあらい。
ふつう天然木のため 次のようないろいろなきずが現われることがある。
すなわち入皮、やに壷、比較的大きい生き 節、霜割れおよぴ目まわり(年輪に沿った円弧状の割れ)、あて、水喰い、心腐れなどである。
このうち水喰いはトドマツにほぼ特有なもので、生立時には含水率が少ないはずの熟材部の中 に局部的に異常に含水率が高い部分が現われるもので、きわめて普通に出現するが、乾燥すれば
ほぼわからなくなり実用上はあまり問題にならない。
材の気乾比重は0.32〜0.48、平均0.40くらいで、生材時の含水率の平 均的な値は辺材150%、熱材60%である。
乾燥はきわめて容易で、乾燥による収縮はエゾマツ より大きい。
材は比較的軽軟であるから切削その他の加工は容易であり割裂性も大きい。
表面 仕上げの良否は中庸といったところである。
一般的にいって材の保存性は低い。
トドマツは北海道全般にわたリエゾマツと混生していることが多く、ふつういっしょに生産し て出材される。
したがってその取扱いおよび利用の上において特定の用途以外は両者を区別す ることなくエゾ・トドとして一括されている。
また北海道では針葉樹材を青木というが、その大 部分はエゾマツ、トドマツをまとめていったものである。
いろいろな統計でも両者が区別されず合計して示されている。 |
用途 |
トドマツはエゾマツとともに北海道の最も普通な一般用材で、建築材、器具材、土木材、包装 用材として最も広く使われ、またパルプ材としても多く消費されている。
そのパルプ化はきわめ て容易で、とくに人絹パルプに最適なものである。
建築材では柱・梁・土台などの角材、一般用 の板類および、ひき割類のほか、かつては屋根柾(やねまさ)に用いられ、最近は集成材のコア
ー・ラミナに使われている。
器具材では日常の雑多の器具のほか桶類、俎板、農漁業用材、机 ・椅子のような家具、諸種の楽器の一部、浮木(うき)、端、付木(つけぎ)などがある。
この頃はパーティクルポード、ファイバーボードの原料にもなっている。
土木用材ではとくに水工 用に賞用され、以前は電柱にもなった。
かつて石炭産業が盛んな頃には小径木が抗木として大 量に用いられた。
包装用材では各種箱材として最も普通な材料であり、輸出モミチェストの大 きい部分を占めていた参考文献 (かなえ書房 木の事典) |
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