|
コウヤマキ
コウヤマキ |
科目 |
コウヤマキ科 コウヤマキ属 針葉樹 |
|
色調 |
コウヤマキは辺材・心材の境がやや明瞭で、辺材は白色、心材は淡黄褐色である。 |
特徴 |
年輪幅は一 般に狭く、ときにはやや波状の輪郭を示しているものがある。
1年輪内での春材から夏材への 推移は比較的緩やかであって、木理は通直、肌目は緻密である。材に特有の臭気があり、光沢はない。
コウヤマキの材は針葉樹材のうちではその重さ・硬さが中庸あるいはやや軽軟といった程度で、 気乾比重は0.35〜0.50、平均0.42という値が挙げられている。
切削その他の加工は容易であり割裂性 は大きく乾燥も容易である。
一般的な材の保存性は中庸といったところであるが、水湿に接するもの では耐朽性がある。
表面仕上げの状況は中庸としてよい。
材の利用面からいうと、材質的には水湿に 強いということ以外にはあまり特徴がなく、また全国的な見方では量的にまとまって出材されること
がほとんどないので、地方的に適宜用いられている材としてよいであろう。
|
用途 |
一般的な用途は建築材で はおもに板類およびひき割類、ときに天井板に用いられる。
器具材では水湿に強いことから水桶、漬 物桶、味噌桶のような桶類、浴槽用材、流し板として賞用され、その他には飯びつ、碁盤、将棋盤、
種種の小物がある。
また橋梁、杭のような土木用材、和船用材などもあげられよう。
江戸の千住 大橋は永禄年間(1558〜1569)に架設されたものであるが、明治18年(1885)に洪水で橋が壊 れたとき、その橋杭をしらべたところコウヤマキで、まだ材としては健全であったという。
つまリ300年以上の寿命があることがわかった。
なお古い時代には棺材として用いられたことが 出土品から明らかになっている。
コウヤマキは材よりもむしろ樹皮の利用の万が一般的によく 知られている。
すなわちその樹皮は繊維質で強いため、マキハデあるいはマイハ デといわれて舟板、水桶、井戸側などの隙間の充填物として広く使われた。
もっともこのマキ ハデのもとはコウヤマキだけでなくヒノキの樹皮も多く使われている。 参考文献 (かなえ書房 木の事典)
|
ご覧頂いているこちらのページは知識としてご紹介しておりますので、
商品につきましては取り扱いはしておりません。
販売商品はこちらのページのみとなります。
|
トップページへ |
ウッドショップ 関口
群馬県甘楽郡下仁田町下仁田476-1
TEL:0274-82-2310
FAX:0274-82-4123
定休日は水曜日です。(詳細) |
|