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 ヒノキ 

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広葉樹 針葉樹 ・ハルニレ ・ハンノキ ・ヒノキ ・ヒメコマツ ・ホオノキ

科目  ヒノキ科 ヒノキ属 針葉樹
色調 辺材は淡黄白色、心材は淡黄褐色から淡紅色で、辺心材の境界ははっきりしていないこと が多い。
特徴 春材から夏材への推移は緩やかで、木理は通直、肌目は精であり、特有の芳香と光沢とがある。
天然木はふつう年輪幅が斉一であり一般に欠点は少ない。
植栽木ではかなり年輪幅が広く またその幅に変動があり、育成の時に枝打ちが行われなかったものは死節が多く出る傾向がある。
気乾比重は0.34〜0.54の範囲にわたり平均0.44であり、針葉樹材のうちではやや軽軟な方に入る。
含水率1%当りの平均収縮率は接線方向で0.23%、放射方向で0.12%で両者の差は少 ない方である。
強度的性質では圧縮強さ400kg/cm2、引張強さ1、200kg/cm2が、曲げ強さ750kg/cm2が、 曲げヤング係数9.0×104kg/cm2が、努断強さ75kg/cm2といった値である。
これらはいずれも スギよ りかなり大きく、さらに比重で割った値、すなわち比強度(形質商)をみるとよい値を示し、構 造材として優秀なことを示している。
材の加工的性質をあげると切削その他の加工 は容易、乾燥も容易、割裂性が大きい。
心材の保存性は著しく高く、狂いが少なく、仕上げ材 面の状態はきわめて良好で特有の光沢があるので、わが国産材第一の優良材であり、また世界 的にみても最も優秀な材の1つであろう。
ヒノキとケヤキの1,200年くらいまでの古材の比較で、ヒノキでは 圧縮・曲げなどの諸強度は伐採使用後200年まではやや上昇、その後は漸減して新材と同程度 までになること、衝撃曲げ吸収エネルギーは300年までに30%ほど低減するが以後変らぬこと、 ケヤキではいずれも急減することを報告している。
用途 装飾材として高級な用途に使われる。
建築材は各種の板類、ひき割類、ひき角類に広 く用いられるが、とくに柱、土台、天井板、床柱(磨丸太)および床まわり、敷居、鴨居、長 押、縁甲板、欄間、浴槽および浴室まわり、流しなどに用いられ、ヒノキ造りといえば最も高 級な木造住宅である。
最近は天井板として厚さ0.2mm程度のスライスドベニアまたはロータリー ーベニアをラワン合板にはった張天(はりてん)と、柱とくに床柱として厚さ1.5〜2mm程度 のソーンベニアまたはスライスドベニアを集成材コアーにはった化粧張り集成柱が一般住宅に きわめて普通に使われるようになって、高級ヒノキ材の感触が広く大衆化されたといってよい。
ヒノキは古来社寺建築材として随一のものであり、伊勢神宮の造営材に木曽ヒノキが用いられ ることはよく知られている。
また桧舞台の言葉があるように特別の構築物に選んで用いられ、 屋根板、足場丸太として用いられることもスギと同様である。
ヒノキの天然木、および植栽木 でも高齢のものは材質がきわめて優良であるからふつう銘木として取扱われ、量的にきわめて 少なくなってきており、また大材の入手が困難で著しく高価である。
いま市場でヒノキ天然材 といっているもの、とくに大材は台湾から輸入されるタイワンヒノキであることが多い。
タイ ワンヒノキは日本のヒノキにくらべてふつうやや重硬で気乾比重は0.48程度である。
心材は淡 黄褐色から黄褐色で樹脂分が多く材面に樹脂細胞(柔細胞)の集合する部分が灰紫色のかすり になって見えることが多い。
一般に保存性は高いと考えてよい。
集成でない床柱、長押その他 の寸法の大きい装飾材こ多く使われている。
またすし屋のつけ台のヒノキもたいていタイワン ヒノキである。
ヒノキは建築材以外にも広くいろいろなものに使われる。
器具材でもあらゆるものがあるが、 とくに狂いが少なく強いことを要求するものに賞用される。
おもなものをあげると漆器木地で は板物が多く春慶塗木地などがよく知られている。
製図板、箱類、木槌、道具の柄、棒類頬、俎 板などの勝手用具、梯子、額縁、看板、ブラッシ木地、櫛、葬祭具、仏具、宮用材、棺なども あり、特殊なものでは蓄電池隔離板がある。
家具材でも机、椅子、戸棚、箪笥、長持、指物な どの各種和洋家具に用いられる。
建具材としては高級な戸障子の枠・桟・腰板、襖の縁などに 普通で、また板戸、雨戸、門扉、洋風建築の開き戸などがある。
機械材では織機、製糸機械、 ポンプ台、度量衡器、ます、測量の棒・板などがあって、ものによっては他材で代用できない ものがある。
車両材ではかつて鉄道客車の構造材・内装材、貨車の材料、電車の内装材、人力 車の箱、荷車などに用いられたが現在はこの用途はほとんどない。
船舶材では舷側厚板、木甲 板、ヨット・ボートの外板・マストおよび、オールにも賞用される。
大戦中ヒノキはわが国では 最も重要な航空機用材であった。練習機・輸送機その他の木製航空機機体の主要材料であつ、 また精巧なヒノキ合板は胴体および翼の外板に用いられ、練習機用集成材プロペラの素材でも あった。
土木材では橋梁材、電柱、枕木、水道樋などがある。
そのほか木型、模型、玩具、人 形、曲物・彫刻、桶檜とくに水桶、楽器(洋太鼓の胴・撥、ピアノ・オルガンの響板) 包装箱、経木、木毛、マッチ軸木と箱、鉛筆、付け木、木釘などがあげられる。
木曽上松産 ヒノキは音響放射による減衰率が大きく内部摩擦による減衰率が小さいのでピアノ響板として 音響的に最も優秀であるという。

参考文献 (かなえ書房 木の事典)

材料  ヒノキの販売商品 キソヒノキの販売商品


 


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