材の性質はエゾマツと同様であって、気乾比重は0.46であるからエゾマツより僅かに重い。
それは樹脂分が多く、やに壷その他の傷が現れる事がより多いためです。
大雑把にはエゾ・トド丸太として一括取り扱われ、製材品でもエゾ・トド込みの取り扱いが多い。用途もエゾマツと全く同様で、エゾマツの名の下で同一に使われてるのが普通である。
すなわちパルプ材、建築材、建具材、器具材、家具材、包装箱材、土木材、車両・船舶材、楽器材、機械材、薪材 その他に広く用いられる。
楽器材ではとくに良質の糸柾(いとまさ、年輪巾のきわめて狭い柾目材)のものは 優秀なバイオリン甲板になるといわれる。
参考文献 (かなえ書房 木の事典) |