カプール |
クルイン |
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気乾比重:0.56〜0.84
産地:マラヤ、スマトラ、ボルネオなど
用途:床材、敷居、造作材、家具、合板など
特徴:辺材は桃色を帯びた淡い黄褐色、心材は淡い赤褐色〜濃赤褐色。木理はやや通直、肌目はやや粗いが、樟脳に似た芳香をもつ。やや重硬で強度に優れるが、シリカを含む上、反りが生じやすく、表面も毛羽立ちやすいなど、乾燥・加工性に難がある。耐朽性は大 |
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気乾比重:0.56〜0.88
産地:フィリピン、スマトラ、ボルネオ、インドシア
用途:構造材、羽目板、床材、合板など
特徴:辺材は 淡い黄白色で、時にやや赤味を帯びる。心材は灰赤褐色〜赤褐色を呈し、時間の経過とともに濃色となる。木理は通直〜交錯と幅があり、肌目は粗〜やや粗。
乾燥が遅く、シリカを含むため加工性にやや難があるが、強度はかなり高い。耐朽性は中程度 |
黒檀 |
紫檀 |
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気乾比重:0.85〜1.09
産地:東南アジア、インド、スリランカなど
用途:床柱、装飾材、家具、化粧用
特徴:辺材は淡い赤色、心材は濃い黒色〜桃色の地に赤褐色の縞をもち、その色調により本黒壇、縞黒壇、青黒壇、斑入壇に大別される。材により幅があるが、一般に木理はほぼ通直、肌目も緻密で光沢をもつ。極めて重硬なため乾燥・加工性に難がある。耐朽性は大 |
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気乾比重:1.04
産地:インドネシア、タイ、インドなど
用途: 造作材、床柱、床框、装飾材、高級家具、キャビネット、化粧用単板
特徴:一般的に辺材は白色、心材は赤黒色で、しばしば赤褐色〜褐色の縞模様をもっており、色調はかなり変化に富んでいる。木理は交錯し、肌目もやや粗〜粗。重硬なため乾燥・加工性にやや難があるが、美しい仕上がりが得られる。耐朽性は極めて大 |
ジェルトン |
セプター |
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気乾比重:0.38〜0.50
産地:サバ、サラワク、ボルネオ、スマトラなど
用途:天井下地材、家具、合板芯材、集成材など
特徴:全体に黄白色〜黄褐色を帯びており、辺心材の境目は不明瞭。木理はほぼ通直、肌目も緻密で、独持の光沢を有する。やや軽軟なため乾燥・加工が容易で、接着性・表面の仕上がりも良好。強度が低く、 耐朽性も小さい。外観・性質はプライに似ている |
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気乾比重:0.52〜0.85
産地:サバ、サラワク、ボルネオ、インドネシア、タイなど
用途:装飾材、家具、化粧用単板
特徴:辺材は淡い赤色、心材は黄褐色〜赤褐色を呈し、時に濃色の縞をもつ。木理は通直〜交錯、肌目はやや緻密で、わずかに光沢を有し、リボン杢も現れる。やや重硬だが加工性は比較的よく、表面の仕上がりも良好。釘打ちにより割れやすい。耐朽性は中程度 |
セルティス |
センゴンラウト |
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気乾比重:0.53〜0.96
産地:東南アジア、ニューギニア、ミャンマーなど
用途:内装材、造作材、合板など
特徴:心材は黄色〜黄褐色で、時に灰色を帯びたり、濃色の縞をもつこともある。辺材は心材よりもやや淡色。木理は交錯することが多く、肌目は粗〜緻密と材により幅がある。やや重硬〜重硬で強度は高いが、加工性にやや難がある。接着性・塗装性は中程度。耐朽性は小 |
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気乾比重:0.35〜0.49
産地:モルッカ、イリアンジャヤ原産。現在は東南アジアで広く造林されている
用途:造作材、家具、合板の芯材など
特徴:全体に白色〜桃色を帯びた淡い黄褐色で、辺心材の境目は不明瞭。木理はやや交錯し、肌目もやや粗い。軽軟なため乾燥・加工が容易で、特に表面の仕上がりがよい。強度は極めて低く、 耐朽性も小さい。虫害を受けやすいので注意が必要。 |
鉄刀木(たがやさん) |
ドリアン |
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気乾比重:0.69〜0.88
産地:フィリピン、インドネシア、タイ、ミャンマーなど
用途:床柱、装飾材、家具、化粧用単板
特徴:辺材は淡色、心材は白茶けたものから黒褐色まであるが、一般的には、黒褐色に黄褐色の帯が平行に走る。木理は交錯、肌目も粗いが、磨くと美しい光沢を放つ。重硬で靭性・強度は高いが、乾燥に狂いやすく、加工性もあまりよくない。 耐朽性は大 |
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気乾比重:0.48〜0.75
産地:フィリピン、インドネシア、マレーシアなど
用途:造作材、家具、合板の芯材など。セプターの大替材
特徴:心材は灰褐色〜赤褐色、辺材は白色で、時間が経つと灰褐色に変色する。肌目は粗くて均一、木理は通直〜 交錯と幅がある。一般にやや軽軟で、乾燥・加工性はよいが、乾燥時に反りやすく、加工時に毛羽立ちやすいので注意が必要。耐朽性は小 |
ニューギニアウォルナット |
ニャトー |
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気乾比重:0.33〜0.79
産地:東南アジア〜ニューギニア〜ミャンマー
用途:装飾材、造作材、建具、家具、化粧用単板など
特徴:心材は色調に幅があり、桃灰色〜桃褐色の地に暗色の縞模様を呈する。辺材は心材よりやや淡色。木理は交錯し、肌目も粗いが、独持の光沢をもち、リボン杢が現れる。乾燥時に反りやすいが、やや重硬な割に加工性はよい。耐朽性は中程度 |
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気乾比重:0.40〜0.88
産地:東南アジア〜ニューギニアなどに広く分布
用途:床材、敷居、造作材、家具、合板など
特徴:心材は桃色〜赤色〜赤褐色と材により幅があり、辺材は心材よりも淡色。木理はやや交錯、肌目は粗〜やや緻密。やや重硬なため加工性は中程度だが、接着性・表面の仕上がりは良好。同種でもシリカを含むものと含まないものがあるので注意が必要。耐朽性は中程度 |
パラゴムノキ |
ペルポック |
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気乾比重:0.65
産地:ブラジル原産。現在ではゴムを採取するため東南アジア、南太平洋地域で造林されている
用途:主に集成材とされ、造作材、家具、合板の芯材などに利用されている
特徴:全体に灰白色〜淡い黄色で、辺心材の境目は不明瞭。木理は通直〜やや交錯、肌目はやや粗く、大きな道管をもつ。やや軽軟で加工は比較的容易だが、耐朽性が極めて小さく、青変菌に侵されやすい |
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気乾比重:0.34〜0.64
産地:東南アジア〜ニューギニア〜インドなど
用途:天井材、造作材、家具、合板など
特徴:辺材は淡い黄白色、心材は淡い黄色〜淡い褐色を呈しており、辺心材の境目は不明瞭。木里はやや交錯しているが、肌目はほぼ緻密で、生木には独持の芳香がある。やや軽軟なため乾燥・加工が容易で、表面の仕上がりも良好だが、釘打ちで割れやすい。
耐朽性は小 |
プライ |
ラミン |
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気乾比重:0.34〜0.50
産地:東南アジア、ニューギニアなど
用途:天井下地材、建具、家具、合板の芯材、集成材など
特徴:全体に黄白色〜黄褐色を呈しており、時に桃色を帯びることがある。一般に木里は通直、肌目はやや粗いが、独持の光沢をもつ。やや軽軟で強度は低いが、乾燥・加工が容易で、接着性・表面の仕上がりも良好。耐朽性が小さく、青変菌に侵されやすい。 |
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気乾比重:0.52〜0.72
産地:フィリピン、サラワク、ニューギニア、マレーシアなど
用途:下地材、床材、建具、家具、合板など
特徴:全体に淡い黄色〜黄白色で、辺心材の境目は不明瞭。木理はほぼ通直、肌目はやや粗〜やや緻密で均質。やや重硬だが乾燥・加工は容易で表面の仕上がりも良好。乾燥時や釘打ち時に割れやすいので注意が必要。耐朽性は小さく、青変菌に侵されやすい |
メンクラン |
メラピ |
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気乾比重:0.60〜0.80
産地:フィリピン、インドネシア、タイ、ミャンマーなど
用途:造作材、建具、家具、化粧用単板など
特徴:辺材は黄褐色〜淡い褐色、心材は赤褐色〜濃い褐色を呈する。肌目は粗いが金褐色の光沢をもち、木理は通直〜交錯と幅がある。やや重硬でシリカを含むため加工性に難があり、釘打ちで割れやすい。乾燥性・接着性は良好。耐朽性は中程度 |
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気乾比重:0.60〜0.80
産地:フィリピン、インドネシア、タイ、ミャンマーなど
用途:造作材、建具、家具、化粧用単板、合板など
特徴:辺材は黄褐色〜淡い褐色、心材は赤褐色を呈する。肌目は粗いが金褐色の光沢をもち、木理は通直〜交錯と幅がある。やや重硬でシリカを含むため加工性に難があり、釘打ちで割れやすい。乾燥性・接着性は良好。耐朽性は中程度 |
メルバツ |
レンガス |
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気乾比重:0.61〜1.09
産地:パプアニューギニアを始めとした東南アジア
用途:構造材、家具、合板の芯材、器具など
特徴:心材は褐色〜赤褐色で、時に黄味を帯びる。辺材は心材よりもやや淡色を呈しており、辺心材は不明瞭。木理は通直〜やや交錯し、肌目は粗い。やや重硬で、シリカの含有量が多いため、乾燥・加工性に難がある。耐朽性は中程度〜大 |
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気乾比重:0.65〜0.95
産地:マレーシア、インドネシア、ミャンマー、インドなど
用途:床柱、装飾材、家具、化粧用単板など
特徴:辺材は桃色を帯びた褐色〜灰色、心材は鮮赤色〜橙赤色で、濃色の縞をもつ。木理は交錯、肌目は緻密〜やや粗で、独持の光沢を有する。やや重硬でシリカを含むため、加工性にやや難があり、生材はかぶれるので注意したい。強度は高く、耐朽性も大 |
レッドメランチ |
レッドラワン |
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気乾比重:0.48〜0.74
産地:フィリピン、スマトラ、ボルネオ、イオンドシナなど
用途:構造材、羽目板、床材、合板など
特徴:心材は淡い桃褐色〜濃い赤褐色で、材によって色調の差が大きい。辺材は淡い黄色〜黄白色で、辺心材の境目はやや明瞭。木理は交錯、肌目も粗いが、光沢があり、柾目面にリボンが現れる。乾燥・加工性がよく、接着性も良好。耐朽性は中程度 |
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気乾比重:0.42〜0.60
産地:主にフィリピンのルソン・レイテ・ネグロス・ミンダナオ各島
用途:構作材、建具、家具、合板など。マホガニーの代替材
特徴:辺材は黄白色、心材は桃色〜桃褐色で、辺心材の境目は明瞭。材組織は均一で光沢に富むが、木理は交錯、肌目も粗く、大きな気孔がみられる。加工は容易だが、乾燥時に狂いが出やすい。耐朽性は中程度 |
ローズウッド |
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気乾比重:0.75〜0.82
産地:東南アジア、南米産、アフリカ産に大別される
用途:造作、装飾材、家具、化粧用単板など
特徴:辺材は白色、心材は赤紫褐色〜紫色を帯びた暗褐色を呈し、紅褐色〜暗褐色の縞模様をもつ。木理は交錯し、肌目も粗いが、バラのような香りと光沢を有する。重硬のため乾燥・加工性に難があるが、表面の仕上がりは良好。耐朽性は極めて大 |