柿 |
桂 |
|
気乾比重:0.60
用途:クロガキは床柱、造作材、装飾材、家具などに用いられる
特徴:全体に淡い橙褐色を帯びているが、心材の木理に黒色〜黒褐色の縞模様と孔雀目(光沢のある緑色の緻密な紋様)をもつものを「クロガキ」と呼ぶ。木理はほぼ通直、肌目も緻密。重硬なため加工性にやや難があり、割れやすい。耐朽性は小 |
|
気乾比重:0.49
用途:造作材、化粧用単板、家具など
特徴:辺材は緑色を帯びた黄白色、心材は褐色で、辺心材の境目は明瞭。材色が濃いものをヒガツラ、淡いものをアオガツと呼び、一般にヒガツラの方が優良材とされる。木理は通直、肌目も緻密。軽軟だが靭性が高いため反りにくく、加工性もよい。 耐朽性は中程度 |
樫 |
キハダ |
|
気乾比重:0.83
用途:屋根材、敷居、器具など
特徴:全体に灰白色〜黄灰褐色を呈しており、辺心材の境目は不明瞭。木理はやや交錯し、肌目も粗いため、板目面に樫目(かしめ)と呼ばれる斑点が、柾目面には独持の紋様が現れる反面、加工性に難がある。 |
|
気乾比重:0.45
用途:造作材、床柱、装飾材、家具、器具など
特徴:辺材は淡い黄白色、心材は緑色を帯びた黄褐色を呈しており、辺心材の境目は明瞭。肌目はやや粗いが、木理は通直で、独持の光沢を有している。やや重硬ながら加工性は比較的よく、表面の仕上がりも良好。耐朽性は小〜中程度だが、水湿に強い |
桐 |
栗 |
|
気乾比重:0.29
用途:和家具、細工物など
特徴:辺心材の境目は不明瞭で、全体にくすんだ白色〜褐色を帯び、時に紫色を呈する。肌目はやや粗いが、磨くと美しい光沢が出る。国産材では最も軽軟なため加工性は極めて良好。収縮膨張が小さく狂いが少ない。また吸収性・透湿性も小さいため断熱性に優れる。耐朽性は中程度 |
|
気乾比重:0.55
用途:構造材、装飾材(漆仕上げに適する)、家具、水廻り、器具など
特徴:辺材はやや褐色を帯びた灰白色、心材は淡い褐色を呈しており、辺心材の境目は明瞭。木理は通直だが肌目は粗い。やや重硬で弾力・反張力に富み、水潤に強いため 耐朽性も大きい。乾燥性・加工性は中程度 |
楠(すのき) |
ケンポナシ |
|
気乾比重:0.52
用途:造作材、天井板、欄間、床柱、家具など
特徴:辺心材の境目は不明瞭だが、一般に心材は黄褐色〜淡い褐色、時に部分的に紅色を呈する。木理は交錯し、肌目もやや粗く、独持の光沢と樟脳臭を有する。やや重硬なため加工性に難があり、乾燥時には狂いが出やすい。耐虫害性は大きいが、耐朽性は中程度 |
|
気乾比重:0.64
産地:北海道、本州、四国、九州中部
用途:床柱、床板、落とし掛け、造作材、装飾材、化粧用単板、家具、器具など
特徴:辺材は黄白色、心材は黄褐色を呈しており、辺心材の境目はやや不明瞭。木理はやや交錯し、肌目もやや粗いが、材質がケヤキに似ており、特に杢理が美しい。やや重硬だが加工性は比較的よく、乾燥による狂いも少ない。 耐朽性は中程度 |
けやき |
コナラ |
|
気乾比重:0.62
用途:構造材、造作材全般、和・洋家具など
特徴:辺材は淡い黄褐色、心材は黄褐色〜黄赤褐色を帯びており、辺心材の境目は明瞭。一般に木理は通直だが肌目は粗く、時に玉杢、如輪杢(じょりんもく)などの美しい杢理を形成する。重硬で加工性はやや悪いが、強靭で狂いが少ない。耐朽性は大 |
|
気乾比重:0.82
産地:北海道南部、本州、四国、九州
用途:床材、家具、器具、運動具など
特徴:辺材は淡い黄褐色、心材は淡い灰褐色を呈しており、辺心材の境目はやや不明瞭。木理はやや交錯〜交錯し、肌目も粗い。ミズナラと同様、重硬なため強靭で、強度も高いが、切削や表面仕上げにやや難がある。乾燥時に伸縮、反張しやすいので注意が必要。保存性・ 耐朽性は中程度 |