アカカシ (赤樫) |
アサダ |
|
気乾比重:0.87
産地:福島県(太平洋側)・新潟県(日本海側)以西の本州、四国、九州
用途:敷居、器具など
特徴:辺材は赤色を帯びた淡い黄褐色、心材は淡い赤褐色〜赤褐色で、辺心材の境目はやや不明瞭。木理は交錯し、肌目も粗い。シラカシと同様、柾目面に紋様、板目面に樫目が現れる。重硬で靭性・弾性に優れ、強度も高いが、乾燥・加工性に難がある。 耐朽性は中程度 |
|
気乾比重:0.70
用途:敷居、床板、化粧用単板、家具、合板、器具など
特徴:辺材は淡い桃灰色、心材は紅色を帯びた褐色を呈しており、辺心材の境目は明瞭。木理はやや交錯しているが、肌目が緻密なため表面仕上げは良好。重硬なため乾燥・切削などの加工面で難があるが、強靭で割れにくい。耐朽性は中程度 |
イスノキ |
イヌエンジュ |
|
気乾比重:0.89
産地:近畿以西の本州、四国、九州、沖縄
用途:床材、敷居、床柱、フローリングなど。シタン・コクタンの模擬材としても使われる
特徴:辺材は紅色を帯びた淡い黄褐色、心材は紅色を帯びた褐色〜紫褐色で、時に縞状に色調の濃淡が現れる。木理はやや交錯しているが、肌目は緻密。重硬なため乾燥・加工性は悪いが、仕上げ面には美しい光沢が出る。耐朽性は大 |
|
気乾比重:0.63
産地:北海道、本州、四国、九州、朝鮮、台湾、中国大陸
用途:板材、床柱、家具、器具など
特徴:辺材は淡い黄白色、心材は暗黄褐色を呈し、時に淡色の縞模様が現れる。肌目は粗く、木理も交錯しているが、磨くと美しい光沢が得られる。やや重硬なため加工性(特に切削)にやや難があるが、表面の仕上がりは良好。靭性・弾力性に富み、割れにくく、保存性・ 耐朽性も大 |
イタヤカエデ(板屋楓) |
エンジュ |
|
気乾比重:0.67
用途:床板、床柱、家具、楽器などに用いられる
特徴:全体に桃灰色〜淡い桃褐色で、辺心材の境目は不明瞭。特有の絹糸光沢をもち、繊維の屈曲が著しいものは波状杢、縮杢などの杢目を現す。木理は通直、肌目も緻密。やや重硬なため加工性にやや難があるが、靭性が高く割れにくい。 耐朽性は小〜中程度 |
|
気乾比重:0.74
用途:床柱、家具、器具、細工物、彫刻などに用いられている
特徴:辺心材の境目は明瞭で、辺材は黄白色、心材は暗褐色を呈している。木理は交錯し、肌目も粗いが、磨くと杢目がくっきりと現れ、光沢も増す。重硬なため加工性にやや難はあるが、靭性が高く、耐朽性も大きい |
榎 |
オオバ |
|
気乾比重:0.62
用途:洋家具、器具、細工物、彫刻などに使用されている
特徴:全体に淡い黄褐色を呈しており、辺心材の境目は不明瞭である。木理は通直で、肌目も緻密。やや重硬で加工性に難があるが、靭性が高く、板材はケヤキの代替材として用いられることが多い。耐朽性は大 |
|
気乾比重:0.43
産地:北海道、中部以北の本州
用途:造作材、家具、合板、器具、細工物、彫刻など
特徴:辺材は淡い黄白色、心材は淡い黄褐色〜濃い黄褐色で、辺心材の境目はやや不明瞭。一般にシナノキよりも材色がやや淡い。木理は通直、肌目も緻密だが、板目面に不顕著なリップルマークを有する。軽軟で加工性はよいが、割裂しやすい。保存性は低く、耐朽性も極めて小さい |