タモの椅子3点　作品例　111

◆京都府にお住まいの宮村さんのタモの椅子と子ども椅子◆ （2005/09/20） 宮村さんのほかの作品例
	◇宮村さんのコメント◇ ウッドショップ関口さんで購入したタモ材で作品を作るようになり、とても喜んでおります。 今までのパイン集成材やホワイトウッド、SPF材とは雰囲気が違う、 家具らしい雰囲気が出るのに驚いています。 また、今回は自身のオリジナルなものなのでとても嬉しいです。 そして、今手工具の勉強をしていますので、 今回は、出来るだけ電動工具に頼らず、手工具での作業に心がけました。 製作過程 （1） 座板の作製 1)幅２０ミリの材なので２枚を接合。ビスケットを使用。 2)乾燥後、座のへこみ部分をあらかじめディスクグラインダーで削り、 反りカンナ、四方反りカンナを使い丁寧に削る。（今回の工程ではこの部分が一番時間を要した） 3)コーナー部分を丸く処理することと、面取りをする。 座は出来るだけ丸く暖かい雰囲気にしたい。 （2）足、背もたれ部分の木取り。 デザインに迷いがあるので、ホゾを処理しながら次を考える。 全てのデザインを確定し、材をそろえる。 アリホゾ２カ所、ホゾ１４カ所、丸ホゾ２カ所 （3）丸棒作製 前回、子供椅子で丸棒を作り気をよくして再度挑戦。 今度は真ん中にふくらみを少々。両端は径２０ミリのホゾにした。 （4）部材のホゾ処理とホゾ穴処理。 今回は全てノミでホゾ穴をあけた。 （5）部材の組み立て 入念に寸法取りをしていたのでほぼ確実な直角を得ることが出来た。 （6）ワトコオイルで仕上げ
	くさびを使っていろんな椅子を作ってみたかった。 今回は、高山の木工セミナーで学んだことを思い出しながらの作業でした。 出来上がってみると、いろんな用途があり重宝しています。 本当は座の部分を丸く彫り込む予定でしたが、 物を置いたりするには平らな方がいいと思いこれで完成。 製作過程 （1）座板の作成 ２００�o幅のタモ材をビスケットで継ぐ （2） 足の丸棒作成 旋盤を使い丸棒の作成。今まで丸棒を旋盤で作ることはなかった。 その方法がわかり、やってみることにした。意外と簡単にうまくいった。 まずタモ板から３５ミリの角材を作り、そのまま旋盤にかけた。 径３５ミリの丸棒が出来た。 次に、座と接合する部分だけ径２０ミリにする。これも意外にすんなりと出来た。 （3） 座板の接合もほぼ固まり丸く切り抜く。 コンパスなどを使い墨付け。バンドソーで切断。 トリマーを使って座板の面取り。 （4） ボール盤で座板穴を開ける。今回は１０度の角度を付けた。 （5） （2）で作成した足を差し込み、１０度の傾斜分だけ座裏との接合部分に隙間が出来るので、 水平に墨付けし、ノミで切り込む。 （6） くさびを入れる部分に切り込みを入れる。 （7） あとは、くさびを作り、足を差し込み、くさびを打つ。 （8） 乾くまで待って座に飛び出た部分を切る。 （9） サンダーで下地調整し、ワトコオイルで仕上げた。
◆タモの子ども椅子◆ （2005/09/16）
	この子ども椅子の制作方法も 一緒に送っていただいたのですが、 スペースの関係上掲載できませんでした。 ごめんなさい･････。
◇宮村さんのコメント◇ いつもお世話になっております。 貴社から購入したタモ板で楽しく製作に励んでおります。 今回は孫のために椅子を作ってみました。 成長につれ高さを変えることの出来る椅子。 あまり真似をしたくなかったのですが、 ある子供椅子のHPから少し参考にしました。 ちらっと見ただけで後は見ないようにしないと 全くの真似になってしまいます。 昨日我が家にやってきた孫に早速座らせてみました。 どうやら気に入ってくれたようです。
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