◆ 京都市にお住まいの川原さんの作品です。 ◆
(2001/06/05) |
けやき飾りテーブル |
元の形です。 |
ほこら部分には、趣味の陶器が置けるように底に板を張り、
上にアクリ板が載せてあります。
かたどり加工にはてこずっったそうです。 |
上面にはめ込んだ厚み5mmのアクリ板を
外した状態 |
3本の足は日曜大工店で仕入れて、テーブルとの色合わせに
ウレタン塗料を吹きかけました。
残材も使い立体的な仕上がりになりました。 |
河原さんの製作エピソードをご紹介します。
形のイメージは1ヶ月ほど前から、横の冷蔵庫と同じぐらいの奥行きで、カーテン迄の幅 の形をいろいろと思い巡らしていましたが、御社のいろいろコーナでこの素材を見た時にいっきに形のイメージが広がりました。
残材を立てたのはアドリブでした。
荒削りの時、ほこら部分を削っていると動物の臭いがしてきた。
森では何か住んでいたのか?また、チョト大きめの虫も3匹出てきました。
使った工具は?
胴回りの皮剥ぎは、ハンッマーとハツリ工具。
胴回りの削りは、グラインダーに外形100Φの削りサンダー。
胴回りの磨きは、グラインダーに外形100Φも磨きサンダー(2〜3種類)。
ほこらの内側は、ちょっと変わった直系1.5cm程の筒状の木工やすり(ラウンドファイル と替え刃の袋に書いてます)でひたすらゴシゴシ。
上面は、胴回りの削りと磨き時のサンダーに加えて、平板の電動ペーパやすりを試みました。
上面の塗装は
以前紹介いただいたプラミングオイルとビーズワックスです。
胴回りの塗装は、けやきという名のウレタンスプレーを吹き付けました。
アクリ板の加工は?
まず糸のこを買ってきて削ろうとしましたが、殆ど切れず刃がポキポキ折れるばかり (失敗)。
ナイフで大まかな形に切ろうとしたが切れるものでは無かった(失敗)。
最終的には、 大まかな形はグラインダーの丸形サンダーを切るように立てて削りました。
次に、細かな曲線になるようにひたすら削って行きました(ようやく成功)。
終わったときは、アクリの白い粉だらけでした。
もっとも苦労した点:
磨きの時、グラインダーで磨いていると木の表面がこげて黒っぽくなり、後で木本来の色になるまで削るのに
手間取った。
質問です。
こげないように削る磨くにはどのようにしたら良いのでしょうか?
家族からは「そんな木を買ってきて何をするの」と言われていたので、 実用的でデザインも気に入られるように、
また、安く上がるように構想するのに苦労しました。
その甲斐あって、家族の中では評判も良くおやじのカブもあがりました。
また、何か作ろうかな。 |